『英文翻訳術』を読み返す
これまで、はしがき、序章、第1・第2章ときて、終章まで残り20章あるのですが、この第2章までが読み返すうえで有益かなということで、唐突ですが今回簡単なまとめを行って最終回とします。 第3章の無生物主語や、第10・11・12章の形容詞と副詞は…
『英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)』を読み返すシリーズ、はしがき、序章ときて、今回は1章と2章を取りあげます。 1章 所有格を考える――名詞(1) 2章 「核文」と「変形」――名詞(2) この「核文」という考えを導入した章、翻訳技法書の中でもトップクラ…
前回は「はしがき」を取り上げた『英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)』ですが、今回は序章です。 blog.traradio.com 序章 語順の問題そのほか §1 原文の思考の流れを乱すな 文法の枠組みに入る前に、まず、すべての前提となる点をいくつか最初に書いておきたい。…
翻訳学校などに通わずにローカライゼーション業界に飛び込んだ私が、初めて読んだ翻訳技術本が『英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)』でした。 仕事帰りのファミレスで色んな翻訳関係のオンライン記事を読み漁っていた当時、ISSのコラムで成田あゆみさんが「初心者…