翻訳ラジオ

若手の IT 翻訳者が書いています。

プロジェクト管理

投手の「コマンド」と「コントロール」がIT翻訳者に求められるそれぞれの場面

日本では「あのピッチャーはコントロールがよい」と大まかな物言いをすることが多いですが、メジャーリーグなどでは「コマンド」と「コントロール」を次のように区別することが多いようです。 コマンド=狙ったところに投げる能力 コントロール=ストライクを…

建築のように材料費に人件費をまぶせないから見積もりがシビアな翻訳業界

サイボウズ式の記事を集中して読んでいた時期に、発想にすごく衝撃を受けたのが、「納品をしない受託開発」、「月額定額のシステム開発」を行っているソニックガーデン社長の倉貫義人氏のインタビュー記事でした。 自分は建築業界について知識ゼロなのでその…

QA は翻訳品質を改善しない:体重計で体重を量るのと同じ

「他業種に学ぶ」カテゴリーの「翻訳者として伸びる人、伸びない人: 自分と翻訳を切り離せてますか?」という記事では、ソフトウェア開発の現場の話を通して翻訳の現場を客観的に眺められないかということを試してみました。 どうやら、QAというフェーズに、…

Watch の訳語は常に「視聴する」でよいのか問題: プロジェクト管理ツールの Trello

ブログ開設当初ってこまごまとしたタスクが発生しますよね。 会社での導入検討も兼ねて、今回、プロジェクト管理のTrelloを一人で試してみてます。 (会社では Office 365 の Planner を使ってますが、本格運用ではないです) Trelloは、ツールとかチームの…

意見の対立(Conflict)を多面性への資源として活用してハッピーになる

コンフリクト、日本人は扱うのが苦手だという話もありますね。 ただ、意見の対立が生じたとき、「消耗させられるな、嫌だな」と捉えるか、「チャンスだ」と捉えるかで、気持ちの持ちようもずいぶん変わってくるのではないでしょうか。 ダイバーシティ・多様…

翻訳者が日本語ノンネイティブのクライアントやPMとやり取りした例を公開してみるよ

英日翻訳者の納品物を受け取る相手が「日本語を分からない」という事態が生じるかもしれない近未来について考えてみました。 1.MLV (Multi Language Vendor) の進出 2.出版取次のように「日本国内の翻訳会社」のプレゼンスも低下する? 3.翻訳者とノン…

プロジェクトの対義語とは?

翻訳会社やローカライゼーションの現場では、500ワード以下の小規模な案件でも、これを「プロジェクト」と呼ぶことが多いです。 役職としても、プロジェクト管理を行うプロジェクトマネージャーやプロジェクトコーディネーターが存在します。 一般的に思い浮…